私たち夫婦には、発達障害を抱えた息子がいます。診断が下されたときは大きなショックを受け、深い落ち込みを経験しました。
しかし、息子の笑顔を見るたびに、「発達障害というハンデがあっても、それは個性の一つではないか」と思えるようになりました。そう考えることで少しずつ受け入れられるようになりました。
息子はADHDの診断を受けており、多動や注意散漫な傾向があるため、幼稚園でうまく集団行動が取れず、他の子どもたちとの間にトラブルが生じることもありました。いじめの対象になることもあり、私たち夫婦は息子の将来に対する不安を募らせました。その結果、専門的なサポートが必要だと感じ、児童発達支援を利用することを決めました。
児童発達支援では、これまで抱えていた悩みや不安を親身になって聞いていただけたことで、心が軽くなりました。同じような悩みを抱える親御さんがたくさんいることに気づき、自分たちだけではないと勇気づけられました。また、日常生活のトレーニングやコミュニケーションの取り方を教えてもらい、息子と私たち夫婦にとって新しい学びの場となりました。
さらに、発達障害支援の一環として、ABA(応用行動分析)も取り入れました。専門の先生方の熱心な指導のおかげで、人との距離感がつかめなかった息子が、数カ月の通所で少しずつ変化を見せ始めました。表情が柔らかくなり、周囲との関わり方にも改善が見られるようになりました。その小さな一歩一歩が、私たちにとってはとても大きな喜びでした。
初めは「自分たちで何とかしなければ」と思い、専門機関を利用することに抵抗がありました。しかし、実際に支援を受けてみて、「恥ずかしがる必要などなかった」と実感しています。これからも引き続きABAを活用しながら、息子が少しでも楽に生活できるようサポートしていきたいと思っています。
三郷市の療育
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