感覚過敏な子どもの育児記録

赤ちゃんの頃、眠りが浅く、感覚が過敏な子でした。抱っこをしている間は寝るのに、布団に下ろすとすぐに泣いてしまい、毎日のように車でドライブしながら寝かせていました。

しかし、家に着いて車から下ろすとまた泣き出すのです。母乳だけでは足りず、粉ミルクも併用していましたが、どれだけ飲んでも長くは眠れませんでした。育児本に書かれている方法はどれも効果がなく、毎日赤ちゃんと一緒に泣きながら過ごす日々が続きました。

それでも、寝ている顔を見るとその可愛さに心が癒されました。成長はゆっくりで、手の力が弱く、2歳になるまで哺乳瓶を一人で持つことができませんでした。歩くのも、立つのも遅く、3歳を過ぎるまでしゃべることができなかったため、健診や保健師さんに何度も相談しましたが、いつも「もう少し様子を見ましょう」と言われるばかりでした。

人見知りをせず誰にでも懐く性格で、ご年配の方々に特に可愛がられていました。同年代の子どもたちと比べて成長が遅く、急ぐことができないマイペースな子でした。そのため、お友達と同じテンポで遊ぶことが難しく、一人でいることが多かったのです。

同じような経験をしたことがありますか？育児の中で感じた困難や喜びは、多くの親が共感できるものです。どんなに大変でも、子どもの成長を見守ることはかけがえのない喜びです。